5月29日〜6月2日【King's Birthdayに向けて】
こんにちは!
今週は6/5(月)が国王公式誕生日(King's Birthday)ということで、英連邦王国であるニュージーランドはこの日は祝日とされています(本当の国王の誕生日は別の日であり、祝賀行事を開くのに適した気候である6月に制定されているようです)。私のクラスでは金曜日にパーティーを開き、みんなでKingのお祝いをすることになりました。
当日までには、使わなくなったパズルや瓶の蓋、厚紙を使って王冠を作るコーナーが設定されたり、ほかのクラスの子どもたちにも伝えるためのパーティーのお知らせを作るコーナーが設定されたり、マットタイムではパーティーでどのようなことをするのか紹介したりと、少しずつお祝いムードが高まっていきました。

パーティー当日はお部屋もイギリスの国旗の色である赤、青、白で彩られ、特別に本物のガラスの食器でティータイムごっこができるコーナーであったり、フェイスペイントができるコーナーがあったり、みんなで集まってプレゼントを開封するゲームをしたり、園庭でロリーポップ(キャンディ)探しのゲームをしたりしました。またイギリスではおなじみのキューカンバーサンドイッチ(今回はハムときゅうり)を子どもたち自身で作り、年下のクラスの友だちに振る舞いにいきました。そして、自分たちも特別に園庭に机と椅子を出して、赤と青のナプキンでセッティングされたところで、手作りのサンドイッチを食べました。
なぜキューカンバーサンドイッチなのかというと、昔イギリスではきゅうりを栽培するのは難しく、きゅうりを食事に出せるのは裕福な家庭や富裕層のみだったようです。そこでアフターヌーンティーの時にキューカンバーサンドイッチを提供できる、キューカンバーサンドイッチを食べることができるというのが、一種のステータスとなり、今でもキューカンバーサンドイッチは、イギリスの人にとっては特別なものとなっているようです。


私のクラスにはイギリス出身の先生がいるので、そのようなイギリスの文化についての話は、その先生が教えてくれます。イギリスに限らず、様々な国の子ども、保護者、先生がいるニュージーランド。それぞれの国の文化を尊重し、誰もが受け入れられる、認められるところであるというのは、テファリキの所属感や貢献にあたり、多国籍国家であるニュージーランドならではの良さだなと感じます。
子どもたちはフェイスペイントやロリーポップ探しなど特別な遊びに大喜びで、いつもとは違う特別な一日を満喫していました。
次回はニュージーランドでの生活についても少し紹介したいと思います。
Comments