8月14日〜【Winter Fun WeekとDaffodil day】
こんにちは!
今回は先日行われたWinter Fun WeekとDaffodil dayについて紹介したいと思います。
ニュージーランドは南半球にあるので今の季節は冬。そこで冬にまつわる楽しいイベントを体験しよう!ということで1週間をかけて毎日違った活動をしました。
まず月曜日はSnow dayということで雪遊び。
トラックから運ばれてきた大きな袋に入った雪を園庭に広げて、みんなで雪に触れて楽しみました。オークランドではほとんど雪が降らないということで子どもたちは大喜びで、まず最初に何をするのかと思ったらほとんどの子どもが雪をぱくり!「冷たくて美味しい〜」「アイスだ」とパクパク食べていました(笑)。またある子は寝転がって全身で雪の冷たさを感じ、ある子は滑るようにして遊んでいました。残念ながら粒が大きく雪だるまを作ることは出来なかったのですが、「エルサになる」と言って氷のプリンセスになりきって楽しむ姿も見られました。
火曜日はSumoa dayということで、園庭で火を炊いてみんなでマシュマロを焼き、ビスケットに挟んでスモアを食べて楽しみました。スモアはアメリカの文化から来ているようで、保育者の方が「これはニュージーランドじゃなくてアメリカの文化を真似しているのよ」と仰っていました。本物の火を目の前にし、少し緊張した様子もありましたが、いざマシュマロが焼けると、緊張も解けみんなで美味しくいただきました。
水曜日はCraft dayということで、雪だるまやペンギン、雪の結晶など冬にまつわるものの製作コーナーが設定されていて、色々な素材を使って製作を楽しみました。作った作品はマットタイムの時にみんなで紹介しました。
木曜日は私のクラスの部屋が開室して1周年ということで記念パーティーが行われました。午前中にはフェイスペイントや、プレゼント交換のようなゲームをし、お昼はみんなで好きなものを持ち寄って、シェアして食べます。サンドイッチやスコーン、クッキー、お寿司、カップケーキ、フルーツなどみんなで少しずつ持ってきたものを分け合って楽しみました。午後にはロリーハントといって園庭に隠されたキャンディを探して食べるゲームもしました。保育者にはマネージャーの方から日頃の感謝を示す花束が贈呈され、子どもだけでなく保育者も子どもと同じように尊重されているところが素敵だなと感じました。
そして最終日の金曜日はPajamas and Movie dayということで朝からパジャマを着て登園します。もちろん保育者の方もみんなパジャマで過ごし、お気に入りのパジャマを着ている子もいればこの日のために新しく買ってもらったというパジャマを着てくる子もいました。そしてみんなでホールに行き、大きなスクリーンでアナと雪の女王の映画を見て楽しみました。パジャマデーというのは小学校以降も時々行われるようで、パジャマのままリラックスした気持ちで一日を過ごそうという意味があるようです。
そして8月25日はDaffodil Day。Daffodilとは冬から春にかけて咲くスイセンのことで、ニュージーランドではガン治療の方の支援をしようという日を表しています。この日はみんな黄色い服を着て、ゴールドコイン(1$か2$コインのこと)を持って登園することを推奨していました。玄関には募金箱が置かれ、募金をすると黄色いバッジやステッカーがもらえます。マットタイムでも何のための日なのかについて考えたり、スイセンの製作コーナーが設定されたり、スイセンのパズルコーナーがあったり、黄色いもののフェイスペイントをしたりと、スイセンにまつわる環境が設定されていました。
Winter Fun Weekでは、冬という寒い季節を楽しく過ごせるように子どもたちがワクワクするような環境が作られ、本物の雪や火、パジャマを着て登園するなど色々な経験ができるような工夫がされていました。そしてDaffodil dayでは、私たちの住む世界には色々な人がいて、病気で苦しんでいる人もいるということを知るきっかけになること、また、みんなの小さなサポートが集まると大きな力となることを考える機会となったように感じます。
日本にいてもニュージーランドにいても、子どもたちとはこのような機会を大切に関わっていきたいと改めて実感しました。
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