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5月15日〜19日【ピンクシャツデー】


こんにちは!

今週は、19日の金曜日が、ニュージーランドのピンクシャツデー(いじめ反対運動)ということで、友だちに対して、どのように接したらいいのか、感情について、子どもたちとマットタイムで考えたり、きっかけとなったストーリーを読んだりしました。

日本ではあまり馴染みのないピンクシャツデー。簡単に説明すると、2007年の2月。ピンク色のシャツを着て登校した少年が「ホモセクシャルだ」といじめられました。それを聞いた学校の先輩2人が50枚のピンクシャツを購入し、インターネットを使って「明日、一緒に学校でピンクのシャツを着よう」と呼びかけました。翌日学校では、呼びかけに賛同した数百名の生徒がピンクのシャツや小物を身に着けて登校し、学校中がピンク色に染まりました。そしていじめは自然となくなりました。

このエピソードが世界中に広まり、ニュージーランドでは毎年ピンクシャツデーには、ピンク色のものを身につけて、いじめについて考え、いじめられている人と連帯する思いを表そうとされています。



そして、子どもたちとは友だちが笑っている時にはどう接したらいいか、泣いている時にはどう接したらいいか、怒っている時にはどう接したらいいかについて、保育者がデモンストレーションしながら考えました。笑っている時には「一緒に遊ぼう!」と誘い、泣いている時には「大丈夫?」と声をかけ、先生に知らせる、怒っている時には距離を保ちそっとしておくなど...相手の気持ちを考えて行動することの大切さを伝えていました。



そして金曜日の当日には、みんなでピンク色のもの(または赤)を身につけて登園し、友だちに親切にしていたり、何か優しい行動をしていたりする子に対して、特別なピンクシャツデー専用のステッカーを貼り、その行動を賞賛していました。


このように社会的なイベントも保育の中に取り入れて、みんなで考えるところが素敵だなと感じる1週間でした。










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